New Balance 990

ひろのば体操と相性が良い、New Balanceの990の秘密。

矯正靴メーカーのNewBalance

 

ニューバランス (英: New Balance) はアメリカのマサチューセッツ州ボストン市に本社を置くスポーツシューズメーカーです。 1906年、当時33歳のイギリス移民のウィリアム・J・ライリーは、世界初のアーチサポートインソールの製造メーカーとしてNew Balanceを設立。その後、インソールの技術を基に矯正靴の製造を始めました。

https://youtu.be/rmnrN4qflnE

あまり知られていないのですが、ニューバランスは最初「矯正靴」を作るメーカーだったということです。矯正靴は「平ら過ぎる足」や「甲の高過ぎる足」を治す為に履くもの。ニューバランスの矯正靴は当時とても評判がよく、その後矯正靴だけではなく、一般的な靴にもその技術が使われていくことになります。

1930年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始し、1960年には、「ウィズサイジング(足幅が選択できる)」を世界で初めて採用したシューズを発売。以降ニューバランスシューズのサイズ選択の基本となっています。その履き心地は、ラルフ・ローレンが「雲の上を歩いているようだ」と絶賛したことでも有名です。

 


歴史

 

1906年、ボストンでアーチサポートインソールや偏平足などを治す矯正靴の製造メーカーとして誕生。社名の由来は、履いた人に“新しい(new)バランス(balance)”感覚をもたらすこと

物語によると、ライリーは家の中庭で1日を過ごし、ニワトリの足の動き方に引かれました。ニワトリは非常にバランスよくまっすぐに立っていたので、二本足で立つのに3点サポートは、絶対的なバランスを保つのに必要不可欠なものだと感じたのです。しばらくして、彼は足の構造のパターンに従って足の骨格をサポートする靴サポーターを開発しました。そしてウィリアムライリーが開発した技術に基づいて、ニューバランスアーチという会社を設立しました。

矯正靴は、足についての医療分野の専門知識や運動生理学に加えて、靴に対しての人間工学を熟知して初めて可能となります。この蓄積されたノウハウを活かして、60年代にはカスタムメイドのランニングシューズの製造を開始。ジェームス・S・デービス(現New Balance Athletics Inc.取締役会長)がニューバランス社を買取り、自ら理想のシューズを実現するために研究に参加。革新的なシューズコンセプト「インステップレーシング」を確立させ、70年代後半にはランナーから絶大な支持を得ました。

このような歴史がありますが、990シリーズは100種類以上あるNBシューズの中で「唯一」矯正用として最適な靴なのです。矯正靴メーカーが長年のノウハウを培って作っているからこそ、自信を持って採用できる靴でもあります。

 


靴職人のこだわり

 

ニューバランスは靴職人のこだわりと誇りを常に意識している。その実力は今となっては有名な話だが、イギリス・アメリカの靴職人のクラフトマンシップとチーム力に支えられている。設立当初から今も変わらず、腕の良い靴職人がシューズを手縫いで作り上げているのです。同業他社が国外でシューズを製造する中、ニューバランスは自ら作るこだわりを捨てず、現在アメリカで唯一のスポーツシューズを自社製造する会社となりました。外反母趾の方にとって親指の負担を減らしてくれる秘密がここにあります。

ニューバランスの本拠地であるアメリカ工場は、ボストンの北部、ローレンスにあります。MADE IN U.S.A.を掲げる990シリーズはこのローレンス工場から生み出されているのは有名です。226名の職人が在籍し、一部のデジタル化された部分を除き、裁断/縫製/ソール圧着/検品に至るまで、全て人の手で今も変わらず製造しています。NBには100種類を超えるシューズがありますが、Made in USAと記載された製品だけが「ハンドメイド」の証なのです。

スニーカーの中では高額な価格設定なのですが、技術に裏打ちされたシューズは、その高額さに見合うハイレベルのクッション性と安定性を誇っています。

 

 


インソールシステム

 

ニューバランスの誇る最高級のクッショニングフォ−ム素材であり、優れたクッション性と安定したフォーム状態を持つハイテク素材である。均一な発砲状態により安定した状態を保つことで優れた耐久性を誇る。ニューバランス独自の配合を施したフォーム素材は、最良のクッション性を実現します。外反母趾の方は「アーチ」が崩れることが原因です。アーチがなければ足そのものにクッション性がなくなるのですが、990がその補助をしてくれるのです。

 

 


生産国の違い

 

本国アメリカをはじめ、イギリスやアジア各国の工場で生産されている『ニューバランス』。特に伝統的なクラフトマンシップが注がれているMade in USAの特徴とは?

USAモデル

自社工場

自社製造にこだわるニューバランスが、本国アメリカで製造する。全てがアメリカ工場の職人の手で作られ、伝統的な長年の経験で培われた技術と最先端技術が結集されています。多くの製造企業がコストの削減のため、生産工場を海外に移す。そんな現状の中、ニューバランスはアメリカで自社工場を残し、地元の労働問題への支援を続けています。ニューバランスがアメリカ人に愛され続ける一つの理由は、地元の社会貢献に対する強い使命感を持っているからなのです。

 

ハンドメイド

https://youtu.be/gOJR4SXvuyI

シューズに使う生地の裁断から、パーツの縫い合わせ、箱入れまで、各工程はどれもスタッフによる手作業。約22秒で1工程を完成するべく、所要時間、数量がきちんと計画され、効率的なシステムで運営されています。ニューバランスが誇る熟練クラフト集団「スーパーチーム33(SUPER TEAM 33)」のナンバーチームの紙が入ったシューズは、倍額で取引されるほど人気がありました。

 

足を包み込む袋縫

足を包み込むスリップラスティングを採用し、クッション性と安定性を約束するENCAPとABZORBの新ミッドソールにより快適性がさらに向上しているので、ファーストクラスの履き心地を楽しめます。足指が変形している方はアーチが崩れて、本来の足の骨格を失っていますが、990を履くことによって靴の中で「本来の骨格」に近い状態で保持してくれることが特徴です。

 

本革を使用した柔らかさ

 

WOLVERINE(ウルヴァリン)社製の上質な本革のピッグスキンスウェードを使用し、上品な雰囲気を醸し出しています。ピッグスキン特有の柔らかさ・通気性・保温機能を兼ね備え、靴を履いている感覚さえもなくなるほどです。特に足指が変形している方はかかと・ふくらはぎ・ひざ・背中の部分に負担が多くかかりますが、靴全体の柔らかさで負担を極限まで減らしながら足を育ててくれます。

 

日本人の足に合わせて製作

SL-1のラストを使用した990モデルは、ニューバランスの最も基本となる木型で、すっきりしたシルエットとタイト目な履き心地。日本人の足に合ったモデルとも言えます。実寸よりも+1cmのサイズで、女性であれば「D」、男性であれば「2E」〜「4E」がオススメです。外反母趾の方は幅広を選びがちですが、本来の骨格に合わせることで足の筋肉がつきやすくなります。女性の方はどんなに幅広でも「D」の購入をお勧めしています。

 

リペアサービス

ニューバランスジャパンの公式リペアサービスがあります。お客様センターに電話すると、リペアサービスの部署に取り次いでくれ、靴の状態、型式などを伝えると申込書を送ってくれます。その封書の中にある「シューズリペアサービスご利用申込」に記入し、スニーカーを梱包、発送します。

 

歴代アメリカ大統領モデル

出典:https://fashionmarketingjournal.com/

初の黒人大統領となったバラク・オバマ、ジョージ・W・ブッシュ前大統領、ビル・クリントン前大統領、Apple社のスティーブ・ジョブズも愛用していたことで知られています。ニューヨークではスーツにNBスニーカというのが主流で、ニューヨークスタイルとも呼ばれています。どの世代が履いても違和感のないのが990シリーズなのです。


スーツスタイル

 

 

カスタマイズが可能

https://youtu.be/4nGRstFK7n0

約18の部位を、シーズンごとに刷新されるカラー、素材のパレットなど、数多くの選択肢からお好みのものにカスタマイズし、一部のモデルは、踵にメッセージ刺繍をそえることもできます。色によって革のかたさが違うので、足指に負担が少ないグレーをチョイスするのがオススメ。

カスタマイズの詳細